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第820回 ペガススキャンプ 5歳児

 急に暑くなり、この二日間夜も冷房を29℃に設定して寝ています。
 今朝起きたら鼻詰まり。どうすりゃあいいのか、夏の始まりは試行錯誤ですよね。
 さて、今年も5歳児をつれて、丹沢の皆瀬川上流にある「ペガススの家」に一泊で行ってきました。
 自然界も年々変化をしています。事前に先方から「ヤマビルが少ないのは良いのですが、ヤマカガシの幼蛇がおたまじゃくしやカエルを食べにきているようです。強い毒をもつ蛇ですが、おとなしく臆病な性格で、刺激しないことが最も大切です。水辺や、水の表面を泳いだりしている可能性があるのでカエルやおたまじゃくしがいる場所や、水辺での活動時は注意する、ヘビを見つけても近づかないよう呼びかけをお願いします。」とのことでした。
 16日、子どもたちはいつものリュックを背負って、電車を乗り継いで御殿場線の「山北」まで行きます。その後、工事中の所を車に乗せてもらって、近くになったところから歩きました。駅から歩くとおおよそ2時間の上り坂です。
 この場所に知人が小屋を作ったのは36年くらい前です。そのとき下見に来ました。駅からの交通手段はなかったので、迷うことなく歩きました。気に入って、子どもたちを連れてくるときも荷物を背負って歩いてきました。当時、まだ私が40代の初めでした。保育って、年齢と体力とで変わってくると思いませんか? だって、今だったらここを歩いて行こうと思わないばかりか、子どもたちにも歩かせない。アスファルトの熱や気温が気になるということもありますけどね。さらに、歳を取ってきた今の私は、足が痛いので、行くか行かないかさえ迷っていたのです。
 河邊に降りることは難しいし、どう考えても役には立たない。行くと返って邪魔になる。でも行かないとは決められない。一週間前から子どもたちはミーティングを重ねて、前日に自分が行くか行かないかを宣言します。私も同じようにしてみようと思いました。ちょうど、かなり膝が痛く睡眠も浅くなっていたので、気弱で気分は五分五分。担任の用意した時間の過ごし方の絵図や説明を聞いている子どもたちは、ほぼ迷うことなく行く気の発言。それに釣られます気持ちが。結果的になにもできないけど、お願いすることが多いけど、連れて行って欲しい。さらに電車を乗り継ぐのが難しいので車便に乗せてもらうという、我が儘な決断をみんなに受けてもらいました。弱者になってこそ、わかることがあります。これもこれから歳をとっていくうえでの学びのなりますね。
 川にはたくさんのカニとオタマジャクシ、かえるがいました。カニはどんどんとって揚げて食べていました、お相伴にあずかりましたが、まあ、おいしい。
 カエルを捕まえた子がバケツに入れていました。私も河原に降りれましたので覗いてみたら死んでるみたい。「死んじゃったみたいよ」というと、じゃあ、川に返すとカエルを触ったら動いた! 「しんだふりだったんだ!」と、バケツの中に。持って帰るというので、電車でも困らないようにとペットボトルに入れることにしました。ここでまた、死んだふり? 死んだものは持ち帰らない、生きているから持ち帰るというこの子の仕切り方に新鮮な発見をした気持ちになりました。でもね、折角氷まで入れて温まらないようにしてあげたのに、もう一個のヤゴが入ったのと二つは持てないことになり、カエルは生きたまま川に返されました。子どもの気持ちの動き方、おもしろいです。
 長くなってしまったので、今回はここまでにします。(2026.7.19記)