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第805回 キープに行ってきました

いつものように5歳児と山梨県清里にある「キープ自然学校」に一泊で行ってきました。
 このところの快晴続き、車窓は青空で景色がきれいに見えます。だんだん山々が多くなり、富士山が真っ白にそびえています。さらに南アルプスの山々が、やがて八ヶ岳も雪をかぶって美しく見とれていました。
 子どもの最後列の席を陣取ったので、景色に浸ることができました。
 ふと気がつくと、前の子どもたちの窓にはカーテンがかかっています。「きれいな山が見えるよ」と、カーテンをひっぱろうとすると「まぶしいからいや」とのこと。
 え! 私は山が趣味で好きだったからみたい気持ちが強いのかしら?と、自問自答が始まりました。
 思い起こすと幼い頃も汽車や電車、車に乗ると窓にかじりついて見ていました。大きな景色に浸るのが好きだから、山が好きになった? いえ、景色が移り変わっていくのが楽しいのです。たぶん。
 幼稚園に勤めたときに遠足で貸し切りバスに乗るときレクリエーション係を決めていました。私は外を見るのが好きだったので、車内で手遊びやゲームをするのがうるさくてイヤでした。だから、私になってしまったときには、外になにが見えるかを話すことにしました。そんな子どもは、もはやいないのかしら?確かに電車でも靴を脱いで外を見ていた子がいたものですが、最近見かけなくなりました。視野が次々移りかわっていくテレビやビデオ、車内広告さえ映像だし、うっかりすると車の中でもビデオを見ていることがあります。流れているものに対して新鮮さがないのかしら?
 その子どもたちが最大限に躍動したことがありました。バスがサービスエリアに寄ったとき一円玉を拾ってきた子がいました。自動販売機のところにあったようです。もう一回サービスエリアに寄ったとき子どもたちは自販機に走って行きました。すると、50円、100円玉まで握ってきました。複数の子どもたちのを合計すると1,000円くらいになりそうです。「どこにあったの?連れて行って」と言うと、案内してくれました。そして、釣り銭のところではなく自販機の下を床に這いつくばって覗くんです。あったとなると腕を突っ込みます。届かないと「うでがほそいこ、○○ちゃん!」と連れてきてとります。こんなに100円が落ちているとは思いがけなかったです。買うときにうっかり落とし転がって入ってしまうのでしょうか? どうして、子どもはここにあるって知っているのでしょう?「今度は細くて長い棒を持ってくるといいね」と私は提案しました。けど、床に子どもらがうつぶせになって自販機の下を覗いている姿にほほえんでくれるおとなは滅多にいませんでしたけどね。
 さて、キープに着きましたが周辺は雪気景色ではなく、日影にほんの少しの雪がありました。ほんの少しなのに子どもたちは「ゆきだ! ゆきだ!」と大騒ぎ。川が氷っているところにあそびにいくと、ステーンと転んでもへいっちゃらな子どもたち。美しい氷を見ると、やっぱりなめたくなりません? なめてみたら透明なのに川の匂いと味がして、おいしくはなかったです。真似した子どもはひとり。もはや氷の上を歩いてみようとなんて、全く思わない私になっていました。転んで骨折をしたら?とか、先を考えてというより、思わなくなるんです。
 それにしても子どもたちがギラギラしたのがお金だったとは・・・美しい富士山の夕焼けに「うつくしい」と感じるのはいつくるんでしょう?
 子どもたちの写真はインスタにあがっていますので、ご覧ください。(2026.2.5記)