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第802回 あけましておめでとうございます

 新しい年を迎えました。 
関東は穏やかなお正⽉でした。 

  かつての⼤晦⽇は⼤掃除で、夜はおせち料理つくりという⽂化は、私からは消え失せました。 
 ⼤晦⽇は⼀応、くるりと掃除、せめて床に置かれている本だけはなんとか移動する。 
 窓ガラスはまあいいか。おせち料理は最低限の物はスーパーで調達、お雑煮と⼀品だけ作りました。 
 やっぱり⼦どもがいる家族で迎えるときが、なんでも⼒が⼊りますよね。 
 ⼦どもに我が家の⽂化伝承の機会ですものね。 
 歳をとり、元気で迎えられるだけで感謝となると、⽂化は頑張らなくていい。 

 元旦は例年のごとく、年寄りの姉夫婦⼆組、中年の姪甥の夫婦⼆組、若者は甥の⼦ども⼆ ⼈の総勢11⼈で新年の挨拶をしました。20代から90代までです。テーブルのおせち料理も量がぐんと減りました。アルコールもぐっと減りました。でも、みんな⼝は達者ですから、年代の差はありますがおしゃべりを楽しみます。こうして迎えられることだけで、いい年になりそうな気がします。 

 2⽇は、箱根駅伝を始めはラジオで、最後のゴール地点になるとテレビにします。
 マラソンってかけっこかと思うほどのスピードですよね。それで⼭を登っていくんですからすごいです。 
 往路の⻘⼭学院⼤のアンカーは、へいっちゃらにぐんぐん抜きとうとう⼀番でゴール。その⼈は、腕にタイマーをつけていないそうです。みんな、⾃分の早さを確認するのでしょうか、⾛り始めるときにプチッ、着くとプチッとやっていますよね。数字に合わせて体⼒の使い⽅を考えるのかと不思議に思っていましたが、彼は⾃分の⾝体で感じることにしているそうです。かっこいいと思いましたね。 

 それにしてもこのところの AI 時代に、まさに⾝体だけ勝負の原始的なスポーツ。だって脚を交互に動かし続けるだけなんですよ。そんな単純なことなのに東京から箱根まで⾏けちゃうんです。時代に合わないからとなくならないの不思議なくらいです。 
 3⽇の復路のゴールでは、どのチームも仲間が待っています。⾛ってきた⼈が、ゴール間近に仲間が⾒えたとたんに表情がうれしそうになります。ラストスパートの⼒が出ちゃいます。ずっと⼀緒に取り組んできた協同作業のスポーツならではなのでしょうね。私は仲間でもないけど、感動してしまいます。 
 もう⼀つの新年のやることは年賀状書きです。 
 いつも読むのは楽しみにしていますが、返事を書くのに時間がかかり腱鞘炎になりそうになっていました。 
 ところが、今年は例年より少なかったです。こういう伝統⽂化は馴染まない時代になった?郵便料が⾼くなった?スマホでのご挨拶の⽅が早くて簡単でいい?・・・いろんな要素があって年賀状を書かなくなっているようです。いただいた中にも「本年をもって・・」と書かれている⽅が多くいました。 
 腱鞘炎にはなりたくないですけど、ちょっと寂しさがあります。私のような仕事をしていると、⼦どもが⼤きくなった写真の賀状が多いのです。⽣存確認なんて⾔葉がありますが 「成⻑確認」みたいなものです。 
 ⼦ども時代のその⼦を懐かしむ時間になっています。そして、元気をいただけるのです。時代の流れも、⽂化も、⼈の常識も⼤きく変化しています。⾃分らしさを模索しながら、
 今年も⾛りましょう。どうせなら、うま年ですから、かっこよく⾛り抜けたいです! 
 本年もよろしくお願いします。                        柴⽥愛⼦  2026.1.5