つれづれAikoー 柴田愛子のブログ ー
第797回 パソコンを持ち歩かないと・・・
この一週間は東北ツアーでした。弘前、仙台、福島と。
りんごだらけの弘前、たわわになってもいましたし、温泉にも浮かんでいました。
ここにりんごの木があるべきだったのではと思ってしまいました。
仙台は3年連続でうかがっているこども園です。懐かしくさえなっています。
どこも午前・午後の二本立て。保護者と保育者とです。
福島県は行政の企画で市長にもお目に掛かり、参加はどなたでもでした。
いつものことですが、講演にパワーポイントは使いません。ほとんど映像も使いません。ただただ、2時間近くしゃべり続けます。コロナ感染でオンラインが多くなった時期に、こういう文明の利器を使うのが盛んになり、さらに当たり前になった気がします。いまは対面の講演でも、学校の授業のごとく映し出されたものを見ながら話しを聞きます。確かに視覚的なものがあった方がわかり安いこともあります。視覚が理解度をあげるのは、子どもたちを見ていてもわかります。でも、なぜか、私は馴染まないのです。古い人なのかも知れません。いえ、内容が理論的に説得力のある筋道たった話しではなく、自分の考えや気持ちを伝える話ししかできません。つまりおしゃべりなのです。だから、文字や映像を使いにくい事もあると思います。
大きな会場でも、「映像は使いませんので、客席の灯りをみなさんが見えるようにしてください」とお願いします。聞いて下さる方の表情を見ながら話すのが落ち着きます。頷いてくださる方には励まされます。ちょっと怪訝な顔の方には、伝えたいと思います。皆さんが笑ってくれるとうれしいです。たぶん、想像なさるよりはるかに見えるんですよ。
今回の福島の会場では、初々しいカップルがいました。途中から戸惑ったような、宙に浮いた感じでお聞きになっていました。そこで閉会になりそうなときに「この会場で、もっとも初々しいカップルがいらっしゃいます。きっと、お子さんは小さいのでしょう。何ヶ月ですか?」と聞きますと、「11ヶ月です。いろんな情報を見聞きして、どう育てたらいいのか不安に思っていました。今日のお話で、少しホッとしました」などなど、気持ちを話ししてくれました。「かわいいのでしょう?すべては子どもが語ってくれます。あなた方の愛情が何よりの育ちの栄養です。今日は来てくれてありがとう」と話すと、会場の方々も励ますように拍手をしてくださいました。やっぱり顔を見ながらのおしゃべりが私にはあっていると、うれしい気持ちで会場を後にしました。
そして、今回はパソコンを持って行きませんでした。いままでは、夜はホテルで開いて仕事をしていました。一日にかなりの数のメールが入るので、その処理や返信に時間を使っていました。けれど、この時間の過ごしかたが、気持ちが落ち着かなくなってきました。そう、私もぼんやりできなくなっているのです。パソコンやスマホのなかった時間の過ごし方と大きく変わっています。このところ、乗り物から外の景色を楽しんで過ごすのを心掛けています。さらに、今回はパソコン持たずにしてみました。本は持っているし、テレビもつけますが、予想外に眠くなってしまいます。これには、呆れるほどでした。ほぼ、夜中前に寝ることがないのに、11時には就寝。よく寝られます。なかなかいいです。大変なのは帰ってきてからなのですが、後でいい事は後にするのもいいかと思った次第!ご迷惑な方もおられるでしょうが、しばらくこのやり方、続くかも。(2025.10.27記)