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第789回「大きくなった卒業生」

 りんごの⽊夏季セミナーの配信も始まり、さて次にお出ましは 「OB ペガススキャンプ」でした。5歳児が⼀泊で⾏った丹沢皆 瀬川上流にあるペガススの家に⼩学⽣以上が⼆泊です。45⼈程 の⼀年⽣からおとなの⼈たちが前半、後半と⼆グループありま す。
 もはや私は⾏かずに送迎のみです。そして、⽇曜⽇のいちにち “私いますからお暇な⽅はどうぞ”とオープンデーにしています。 その⽇、ポツポツやってきました。家族で会いに来てくれた⼈。
 1年⽣の親はお話会のように、悩み相談。そして、なんと31歳 になった卒業⽣が夫と⼦どもを連れて来てくれました。⼀⾒誰かわからず「だれかしら?」「○○です」「え〜、⼤きくなったねぇ」と、何から何まで事情聴取?となってしまいました。いろい ろ思い出してエピソードを話したりしましたが、帰られてからは お⺟さんの顔や声まで蘇り、懐かしくてたまらない。そこへ、同 じ年度の31歳の⼦がやってきました。今度は幼い頃のまんまの顔です「○○ちゃん!」と駆け寄りました。名刺もいただいて、仕事のことや家族のこと、話しが弾みます。なんと彼はりんごの ⽊のことをよく覚えています。⾬の江ノ島海岸にいったこと、ラ ーメン⾷べたことなど、そして、こう⾔いました。「いまでこ そ、⼦どもの主張や体験とか⾔っているけど、あのころあの保育 をやっているのは⼤変だったでしょう? あのままずっとやって きているんだからすごいね」と。⼦ども⾃⾝が⼤きくなって客観的に⾃分の育ちを眺め、尊重してくれるなんて思いも寄らないこ とでした。さらに、今の仕事にりんごの⽊のことが役にたっているって⾔うんです。卒業にプレゼントした歌も覚えているという ので、ウン⼗年ぶりにピアノを弾いて歌いました。
 その⽇は後半のキャンプチームが帰ってきました。スタッフも 年配が多いので、⼤学⽣や社会⼈の⼦も⼿伝ってくれています。 解散した後、りんごの⽊で⽚付けのあとにお茶をしました。⼤学⽣の⼦が5⼈、まあ、よく⾷べること!差し⼊れにいただいたも のを次から次へと⼝に放り込んでいきます。⽢い物であろうが、 なんであろうが・・・つまりお腹減っていたんでしょうね。ご飯 を⽤意してあげればよかったけど後の祭り。⾷べながら話してい たら、「りんごの⽊から⼩学校⾏ったときが⼀番ハードル⾼かっ たよな」なんて⾔うんです。「だってさ、廊下を⾛っちゃいけな いって⾔うから、どうして?って聞いただけで反抗的って思われ ちゃうんだよ」「おれなんか、こういうところなんだと思うのに 2年はかかったな」と⾔うと「ぼくなんか5年かかったよ」「○ ○ちゃんなんか、いつも真っ直ぐで戦うから、中学になってもそ のままだったよな」・・・。私は⼩学校は外国のように違う⽂化 だけど、2,3ヶ⽉もたてば何とか慣れるなんて思っていたの に・・・申し訳ない。⼦ども⾃⾝は⼤変たっだのですね。りんご の⽊のときは取っ組み合いのけんかをして、治るのに何年かかっ たなんていいながら仲間なんです。「いつも会うとりんごの⽊の 話しになっちゃうよな」。同期の⼦達はときどき会うそうです。
 「どうして、ずっと仲良しなの?」と聞くと、「⺟親達が仲良くてさ、何度も集まるんだよ。で、⼦どもたちもくるでしょう。そうしているうちに⼦どもたちだけで声かけるようになったんだと思うよ」そうなんですね。親同⼠が仲いいと、⼦どもも気⼼知れて仲良くなる。⼀⽣ものの仲間になる。
 ⼦どもたちはいつ学校が変われるのかという話題もしていまし た。来年は社会⼈になっていく⼦どもたち。それぞれが⾃分らしく⼈⽣を歩んでいって欲しいし、健全に⽣きていって欲しいとも 思います。とってもいい⼀⽇をもらいました。(2025.8.25記)