つれづれAikoー 柴田愛子のブログ ー
第788回 夏季セミナー

16日、りんごの木夏季セミナーの会場開催を終えました。
このところ終戦80年、日航機墜落40年と振りかえる番組が多かったせいか、自分もつい振り返っていました。日航機の時は私は北アルプス白馬岳の雪渓を登り、頂上付近のテントの中でした。隣のテントからラジオが聞こえてきて知りました。三人で行ったのですが、一人になりたくなって、その後はひとりで唐沢から五竜岳。小屋で泊まり、遠見尾根を下ってきました。若くて体力があったなぁと思い出すと同時に、大自然の中で人間界の災害を聞くのはかなりのショックだった気がします。
今回の夏季セミナーは35回目です。初期の頃を振りかえるとダイレクトメールでチラシを送り、ハガキかファクスで申し込んでいただいた気がします。参加者名簿というのを用紙でノートのように作り、日々増えていくのをドキドキわくわくしながら書き込んでいたのを思い出します。そう考えるとこの数年の進化?変化?はすさまじいとさえ思えます。ネットをフル回転。会場と同時にネット配信用のプログラムもあるのですから、まさに多様性。便利で効率がよくなったのは事実です。でも、開催するための忙しさは変わらないような気もします。やれることが増えたのですから、やらなくちゃいけないことも増えるわけです。で、だれが便利かというと参加して下さる方々です。きっと。なんかコンビニと同じかしら?お盆でも正月でも開いてくれて助かるけど、その周辺の働き手達はそのぶん忙しい・・・これは時代の宿命ですかね?
そんなことはさておき、会場では大豆生田さんの「共主体の保育って何?」というテーマでお話しいただきました。保育での実践をたくさん入れてのお話で、わかり安かったです。日々の私達の保育を、整理して文字化してくださったように思いましたが、思うようにいかない現場にある方が多い現実。みなさん勇気と励ましをいただいたようでした。
中村桂子さんの「子どもは生きものということをわすれないで」は、40億年前のひとつの細胞からすべてのものが生まれたという事実から「わたしたち生きものの中のわたし」という自覚を促して下さいました。内容もさることながら、ご高齢なのに、好奇心、探究心、研究心に満ちた輝きに圧倒されました。「べき」とか「なんかのために」とかはやらないの「何がしたいかだけ」とおっしゃって、その姿はかっこよかったです。
そして、映画「うんこと死体の復権」を観ていただきました。タイトル通りのドキュメンタリーです。生き物の原点を現代のリアルな映像を使っての話しでした。
ひとりの子どもを尊重する保育の話から、人はどんな存在なのか子どもも生きものであるという視点、さらに本来の生きものの循環へと広大な世界へとのプログラムでした。
会場開催はオンラインでの同時配信も録画配信もしません。中村桂子さん曰く「AIと人間の違うところは想像と共感」。会場だからこそを活かすことを考えると、リアルタイムの空気感があってこその時間にしたいと思いました。
16日の会場が終わって夜中の12時、17日から9月15日まで配信の「オンラインセミナー」が開始になりました。これは何度でもじっくり味わって我がものにしていただきたいエッセンスが詰まっています。詳しくはホームページから。
それにしても、夏季セミナーは私自身が学びたいことを学べるいい企画です。皆さんを巻き込んでご一緒に学びましょうと調子がいいかしら? いえいえ、ほんとにいい学びになると思います。どうぞ、よろしく!(2025.8.17記)
りんごの木夏季セミナー
https://ringono-ki.org/site_html/summer_semimar2025.html