つれづれAikoー 柴田愛子のブログ ー
第785回 ペガススキャンプ

17,18日で5歳児とペガススの家に行ってきました。
もう30年来5歳児が一泊でいき、小学生からは2泊とOBの活動に繋げています。
りんごの木からですと、市営地下鉄「センター南」で横浜にいき、東海道線に乗り換え
ます。国府津で御殿場線に乗り換え「山北」で下車。そこから、皆瀬川に沿って徒歩だと
2時間程度登ったところのどん詰まりにあります。山小屋のようなものをイメージしてい
ただくといいと思います。前には程よくあそべる川が流れ、山に囲まれている場所です。
山北駅からの乗り物がないので、始めは当然歩くことしか考えてもいませんでした。途
中で川に降りてあそんで、また歩きして行っていました。しかし、熱中症が心配になり、
なんといっても舗装道路なので、車で途中まで迎えに来てもらうことにしました。荷物は
預けピストン輸送で行っていました。そのうちにここにマイクロバスならはいれることが
わかり、さらにコロナの感染対策もあって、ここ数年公共交通機関を避けてマイクロバス
でりんごの木から現地にとなりました。ところが、楽だし、荷物も多くなり、不安で寝ら
れないかもしれないと大きなぬいぐるみまでもって行く子もいました。
ここでちょっと立ち止まった今回。車で現地は楽だけど、単に移動でしかなく、距離感
も自分の力量もなにも実感無く、現地での「川あそびイベント」になっているのではない
かと思い至ります。そして、今年の担当保育者が準備を進め、原点に戻りました。
いつも使っているリュックに入るだけの荷物を持っていく。つまり自分の力量で歩くと
いうことです。電車を乗り継いで、山北の駅まで。そこで、リュックは車に頼んで歩ける
ところまでいく。当然、朝は早立ち、到着は昼になります。けど、ありがたいことに朝は
あやしかった天気は昼には程よく、さらに水量も流れも子どもたち向け。川であそんで、
冷えた身体をドラム缶風呂に入って温め、また川へ。充分あそんだ頃に薪で焚いたご飯と
子どもたちが決めたハヤシライス。ヘロヘロながら夜の散歩に行って蛍も見て、就寝。
前日に自分の気持ちに見向きあって「行く」か「行かない」かを決めてきました。みん
なの雰囲気はここ数日、テンションが高めでした。高めのまま親を離れてきたのです。思
いっきりの勇気を出して、自分で自分を引き受けて、でも仲間と一緒だからだいじょうぶ
。
そんな子どもたちの一泊二日は、すでに生きるすべをそれぞれに身につけているように感
じました。夜「ママがいなくてさみしくなっちゃった」とおとなにすがってきたり、家族
の写真を枕元に置いたり、友だち同士で身を寄せて支え合ったり・・。そうえいば、熱が
でしまった子がいました、なんと39度以上です。夕飯をおかわりもして、心身はぐった
りはしていません。親に電話するとよく熱を出すけれど朝には下がっているというので、
そのまま泊めることにしました。ヒヤヒヤしながらの朝、起きてきましたご飯を食べに。
親の伝言通りです。でも、彼は大好きな川には行かず、たき火あそびをしました。ときど
き川を見に行き、戻ってきます。一回川の土手を半分降りました、けど、踵を返して戻っ
てきました。もう帰るために「あつまるよ〜」の保育者の声、川を上がってくる子どもに
逆行して川に降りていきました。残り5分、川であそんで戻ってきました。帰りはみんな
と一緒に電車で。自分の身体を知っている姿に驚きました。子どもの身体への感性はすば
らしい。きっと本能として感じ取る力があるのでしょう。
駅に迎えに来た親との対面と同時に大泣きした子もいます。子どもたちが自分の足で立
った一日、ありったけがんばった心と体に「かわいい奴ら、たいした奴らだ」と力をもら
いました。そして、これからが楽しみにもなりました。
あそんでいる様子はInstagramやFacebookにあがっていますのでみてください。(2025.7.21記)