大盛況のうち終了いたしました!たくさんの方のご参加ありがとうございました!


2020年は8月10日(月・祝)11日(火)に開催いたします!
また皆様のご参加お待ちしています!

2019年夏季セミナーのご報告

 猛暑の中、全国各地から今年もたくさんの方に参加していただきました。
第1部、第2部、第4部、第5部と満員御礼で残念ながらおことわりした方も、多くいらっしゃいました。申し訳ありませんでした。
 そこで、おおまかではありますが、各講座のご報告をまとめ、お伝えします。
                      (りんごの木 小磯真弓)


第1部「保育者の非認知能力」〜いま、保育者に大切なこと                       大豆生田 啓友さん
 主体的に毎日をすごすこと。興味を持ったことにワクワクと取り組むこと。
うまくいかなくても、悲観的になりすぎず、仕方ない、まあいいか…と気持ちを切り替えて次に進むこと。
 保育者が非認知能力を高めることは、決して難しいことではなく、子どものやりたいことをキャッチし、具体化することを応援する(見守る)ことで、私たちも向上していく、子どもたちの非認知能力と保育者のそれは相互に関係していくのものだと改めて気づきました。たくさんの事例を、大豆生田さんがイキイキと伝えて下さり、私たちの心もワクワクしてきました。
「わかりやすく、元気になる講義でした」との感想をたくさんいただきました。


第2部 映画・対談「みんなの学校」
 映画「みんなの学校」
 今回初めてご覧になる方が多かったです。映画は、今も全国各地で上映されています。まだ、ご覧でない方は是非ご覧下さい。「すべての子どもの学習権を保障する」という教育基本法に則った公立小学校の感動的な実践です。

 対談 木村泰子さん v.s柴田愛子
 木村さんと柴田の考え方はすごく似ています。その二人が出会うと、ともかく言葉があふれ出る! 相乗効果によって、とめどなく子どもに何が起こったか、子どもがどう感じたか、それを見て自分がどう思ったか。たくさんのドラマが子どもの実名で語られていきます。撮影にいたるいきさつ、映画に登場した子どもたちのその後…「一人ひとりの子どもが主役」の現場、「おとなの都合はどんどんそぎ落とす」感性…よく似た二人が繰り広げるトークは、爆笑の渦の中とても感動的で、やはり1時間では終えることのできないものでした。



第3部みんなでつくる みんなの学校〜普通ってなに?〜
                         木村 泰子さん
「ふつう」って別のことばでいうと? という問からはじまりました。「あたりまえ」「常識」…「ふつう」という時、その立場でない人の視点はムシされるのがほとんどです。「ふつう」で切り捨てることがないのが、みんなの学校。
「違いを格差にしてはいけない」「子どももおとなも、いろいろな人がいるからこそ彩りが豊かになる」分けることなく、いっしょに過ごすことの大切さを改めて思います。「やりなおし」をしながら一人ひとりが学び、「自分で」行動することから「みんなの社会」を実現していく…。誰かのせいにしては、何もかわらない。まず、私がかわることから…会場からも決意のような空気がたくさん感じられました。



第4部 保育料無償化による波紋
                      汐見稔幸さん
 この10月から施行されることが決定している、保育の無償化。そこにいたるまでの、世界各国の幼児教育のながれや日本が無償化にいたる経緯をわかりやすく解説していただきました。日本の幼児教育における無償化は、欧米諸国のそれとは異なり十分に討議されることなく、実施されること。保育者の地位(収入)の向上や保育の質の低下を防ぐことなど、まだまだ懸念されることは、山積みです。今の政府のやり方に、ため息をついてばかりもいられず、それでも日々の保育を充実させていくべき、地方自治体の体制がしっかり整うことを期待し、改善を呼びかけていく…考えると、暗澹たる気持ちになりますが、現実を知ることは、大切だと思いました。



第5部 こどものみかた
              柴田愛子 
「子どもの見方がわかったら子どもの味方がみえてきた」の切り口で、たくさんのエピソードが綴られました。「私は保育を究めるのではなく、子どもを究めたいと思った。子どもを究めることで、柴田愛子を究めていきたいと思う」「すべての行動と表情は、心の表現。大切なのはそれを感じる心」で閉じられた講演は、どこを切り取っても「柴田愛子」の主体性に満ちた生き方、保育実践。だからこそ、イキイキと聞く人の心を捉えるのだと思いました。

   対談 新沢としひこさんv.s柴田愛子
 お互いにテンポのあった二人の活気あるやりとりの中で。自分の意思が中心にあった柴田に対し、まわりの空気やおとなの気持ちを「よむ」タイプだった新沢さん。対照的な子ども時代のエピソードが印象的でした。
子どもたちの主体的な活動が重要視される中、あそび歌や体操などを保育の中でどう考えていくか…新沢さんならではの切り口も心に残ります。


第6部 こどもの歌 おとなの歌
                新沢としひこさん
 講習会ではなく、おとな対象のコンサート。りんごの木夏季セミナーの最後は事情の許す限り、新沢さんのコンサートで幕をおろします。
 2日間で聞いた講演を、どうとらえて何を感じどう実践していくのか…そんな自分と向き合う作業をしながら聴く新沢さんのうたは、心の深いところに届いていきます。今回のコンサートは、ひとしお皆さんの心に届く歌が多かったようです。
 新沢さん自身もコンサートについて、コメントをアップしていますので、そちらもあわせてご覧下さい。
https://www.facebook.com/pg/shinzawatoshihiko/posts/

2020年の夏季セミナーは8月11日12日に行います。来年も皆さんにお会いするのを、スタッフ一同たのしみにしています。




↓2019年りんごの木夏季セミナーパンフレット